毎年恒例となっている『アートと積み木の合宿』、今年は8月22~23日に山口県の周防大島町にある小松保育園で行いました。
ゲスト講師に絵本作家の鈴木まもる先生をお迎えして、「鳥の巣」をテーマに自然とふれあいながら楽しく過ごした二日間を振り返ります。
最初にはく製や絵を交えながら、まもる先生が鳥の巣についてお話中。
普段あまり気にしていませんが、鳥によって巣の形は違います。どうすれば大切な卵を温め、ヒナを育てることができるのか…いろんな工夫があることを教わります。
お話を聞いたら、はく製を間近に見ながら鳥や卵やヒナを粘土でつくります。初めて見るはく製におっかなびっくりの子もいましたが、慣れてきたら触ったり匂ったりしながら、親子でつくっていきます。
粘土を乾燥させるあいだに巣をつくります。実際に鳥が巣をつくるのと同じように、自然の枯れ木や草を集めてきました。
それにしても…手でつくるのも大変なのに、くちばしで巣をつくる鳥の技術には驚くばかりです!
夜の積み木遊びは「みんなが入れる大きな鳥の巣をつくろう」…と始めたのですが、途中で崩れたので予定を変更して小さな鳥の巣に(笑)
大きな巣にはなりませんでしたが、みんなの「積み木の巣」が完成!最後は中に照明を入れて、幻想的な世界を楽しみました。
2日目の午前中は「鳥の絵を描こう」。
はく製と向き合い、慣れないプロ仕様の道具に最初はとまどいながらも、それぞれが感じた鳥の姿を描き、自由で楽しい鳥の姿がたくさん生まれました!
お昼ご飯は「流しそうめん」です!
自然の竹を割ってつくった流しそうめんにみんな興味津々。晴天の下で食べる流しそうめんは普段食べているそうめんとは違った特別なおいしさです。
最後はいよいよ特大鳥の巣づくりです。
汗だくになりながらみんなで竹の骨を組み、白い布で覆っていきます。
色を塗って草木で装飾を施して完成! 青空の下に立派な“鳥の巣テント”ができました。
天気にも恵まれた今年の合宿は、鳥の巣やふんだんな自然を通していのちの神秘を学びながら、アートにどっぷりつかる二日間になりました。
鈴木まもる先生、会場となった小松保育園様、そしてご参加くださったみなさま、ありがとうございました!